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プレ情報:ライブモデリングin大阪

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2019/07/06に予定しています、ライブモデリングin大阪にお越しいただくツールを全て触ってみました。簡単に試せるツールもありますのでお時間をみつけて触ってみると、当日より楽しめるかも知れません。なおこのブログは佐野の個人的な感想を含みますのでその点はご留意ください。

■X-TEA Driver(想定時間 2時間)

1.次のページの「ダウンロード」リンクからインストールします。
http://dbc.in.coocan.jp/xeadDriver.html(1)INSTALL.EXEを実行します
(2)プログラムフォルダにある「DBの開始」を右クリックし管理者として実行します
2.次のページのCONCEPTWAREから適当な業務をダウンロードします
http://dbc.in.coocan.jp/referenceModel.html(1)お勧めは販売管理ですが他の業務でもOKです
(2)拡張子が「.xeaf」がDriver用です。ダブルクリックでEditorが起動します。
3.X-TEA Driverを実行します
(1)F5を押すと実行画面が出ます

【このツールについて】

真っ当なデータモデルがあれば画面や帳票は自然と決まるはず。に書かれた理論を実践する形でツールとして完成されオープンソースとして公開されています。
ツールを作ってる言語はjavaですが、使用者が業務ロジックを書くときはJavaScriptを使います。リファレンスとなる業務システムを無料でそのまま公開しているのは日本、いや世界でもほぼないでしょう。中堅以上の技術者ならこれを調べて勉強しましょう。

■Rmenu (想定時間 8時間)

※いま公開されているものは残念ながら古いバージョンです。
 最新バージョンの公開を準備して頂いています。
1.古いバージョンで良ければ、次の資料に手順が書かれています
http://rmenu.net/Win10-rmenu-20160122.pdf
http://rmenu.net/Win10-rmenu-20160910.pdf
(1)Rmenu一式のダウンロード
(2)rubyのインストール
(3)Rubi Gemのインストール(pg,dbi,sequel,rack,prawn)
(4)PostgreSQLのインストールとセットアップ
2.動作環境はクラウドに用意してもらっています。
(1)花束問題の実装
ログイン ID:guest,PW:guest
http://rmenu.net/rmenu_user/Application/FlowerShop/Html/Apps/Login/index.html

【このツールについて】

商用フレームワークのWebTribe開発者が定年後そのノウハウを全部詰め込みオープンソースとして公開されたツールです。

汎用機から経験されている作者なので帳票のオーバーレイや分散バッチ処理が簡単にできるフレームワークになっています。作られた言語はdRuby。この言語があったので分散バッチが実現しました

■楽々Framework3

※次の場所から体験版がダウンロードできます
 「ライブモデリング予習のため」と書けば問題ないはず・・
https://www.sei-info.co.jp/framework/download/
TomcatやHSQLDBもインストールされます

【このツールについて】

年間売上高3兆円の巨大企業「住友電工」の基幹システムを作るために作られたフレームワークを外販したものです。業務特化ツールの「哲学」を感じるすごいツールです。
例えばマスターと定義すれば自動で論理削除になるので過去の単価も全て参照できたり、別フレームで受注を参照しながら出荷を入力できたり、気の利いた処理が自動で入ってます。20年進化し続けているのもすごいと思います。

■TALON

※次の場所から申し込むとクラウド版試用環境が借りられます
 なんと開発環境も含めてブラウザだけで行えます。
https://www.talon.jp/p10_trial.html

【このツールについて】

2013年発売開始の新しいツールです。今年2019年になってVer5を出し「block」を明確に定義されたので特徴的なツールになりました。テンプレートを使うとガントチャートやスケジュール表が簡単に作れたり、「1分に1度リフレッシュする」というブロックを画面配置するだけでグラフがリアルタイムに動く画面が作れるなど面白い仕掛けです

■Outsystems

※次の場所から試用版を申し込めます
http://www.bluememe.jp/outsystems/product/personal-environment.html
ローカルの開発環境+クラウドの実行環境が試用出来ます。

【このツールについて】

セールスフォースのシステム開発手順に似ていて驚きました。セールスフォースがブラウザだけで開発するのに対して、Outsystemsは開発ツールがローカルアプリですので操作性が素晴らしいです。デプロイはクラウド上に行います。
CSVをアップロードするとその項目が自動的に定義されたり、画面が開くときのプロセス(ワークフロー)をビジュアル的に定義出来たりします。
WebだけでなくMobileにも対応した機能が豊富にあります。また驚く事に外部連携が標準で出来るようになっています。その点もセールスフォースに近いです。

フロントエンド Web&Mobile:JS,HTML,CSS
バックエンド Logic,Workflow,通知:C#,Java
データベース RDB
外部連携   スケジューラ,REST,SOAP,SAP
基盤技術   React,C#/.Net,Java

■CoffeeShop

機械器具の商社である第一実業株式会社が社内外の基幹システムの開発のために作ったフレームワークです。フレームワークだけの販売は行っていません。
https://hnavi.co.jp/enterprise/08519/
SQL Serverと.netフレームワークをベースに開発されています。

【このツールについて】

本来は第一実業さんの開発ツールなのですが、特別に開発環境をお借りして試してみました。外販ツールではないためチュートリアルもなくちゃんとは試せなかったのですが、驚いたのはテーブル構造よりも「会社組織」を前提にしたフレームワークであることでした。
「期」ごとに「部や部課の階層」を定義します。会社の基幹システムであれば必ず必要な要素です。ただ、それを前提にしてしまうと制限が厳しくなるため他のフレームワークではデータモデルの要素として定義します。それをフレームワーク自体に組み込むという事はある意味ERPを意識しているように感じました。

以上

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